月がきれい 06 走れメロス
友情絡みの話だから『走れメロス』と思いますが、まるでキャラがレースやってるような内容でした。




お忍び交際に悩むも、朝の図書室に2人の空間を見いだし、陸上に小説に「一緒に頑張ろ」の誓いの指切りコンチクショ交わして、ようやっと走り出した主役カップル。でしたが、小説では才能無いとバッサリ切られ、家庭では自身が理由で両親がもめる小太郎、そして、陸上では良い結果を残せず、「知ってる」「告白していい?」など思いもよらぬ千夏の言葉に動揺させられる茜。まるでスタート直後から障害物に躓いてばかりの2人。なんとも前途多難だが、2人の空間で互いが互いの栄養補給になって活力取り戻し、ひたすら前向きに「もっとやる」。応援したくなるカップルだなあ(チクショー
…小太郎はもっと勉強すべきだと思うが。


そんな障害物だらけの2人を他所に、爆走とも見える言動を見せるのが千夏。一口パックンチョの奔放さ、交際の事実をまさかの「知ってる」発言、競技勝ち抜き自己べ更新、終いには友情素敵ダナーからまさかの告白宣言と、その勢いは留まる事を知らない。この千夏、まんま見れば隠し事をしない素直な娘なんだろうけど、こうカラッとし過ぎというか掴み所が無い感じだ。言うたら何考えてるか分からない人で空恐ろしい。交際知ってて茜に『好きになっちゃった』メールを送るとこなんか特に。


千夏の勢いに押されがちの茜。ちゃんと諦めたいからの告白を許しそうだなあ。
小太郎がハッキリ言えば大事にならないだろうけど。はてさて。



千夏とは対照的に分かりやすい人、比良くん。前回、一緒に走るの最後だからとか(勝手に)言ってたが、それが叶わなくて暴走した感じに傷口抉ってきた。部活に恋にかける思春期らしさか知れんが、何でお前にそこまで言われなくちゃいけないんだレベルの所業で、流石に擁護できない。これまでも察しの悪さが伺えたが、ここまで出来の悪い子だったとは…。走ってる茜が好きとか、奇しくも前回の小太郎と同じような事をしれっと言ってたが、茜の拒絶の壁が厚過ぎる。茜的には元々お呼びでなかったけど、いよいよ失格みたいな感じになった。彼の哀愁漂う背中に笑うw
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