月がきれい 03 月に吠える
『~恋愛は、チャンスでないと思う。~意志だと思う。』
1人でモフモフ緊張ほぐしやってる茜に、またもや見当違いな励ましをして、その流れで告白しようとする比良くん。彼にしたらチャンスだった訳ですが(僕にはそう見える)、このチャンスは周りの雑音に潰されます。そこで告白せずに立ち去る比良くん。勿論、茜はレース前という状況からしても告白は止めた方が良いだろうし、比良くんもそう思いとどまったのかも知れない。ぶっちゃげ告っても泣きを見てただろうし、比良くんのイケメンキャラが護られる優しい作りだが、いずれにしろ、彼の茜への気持ちは本気だろうけど、それを伝えようとする意志は弱かった訳で。


「(”I love you”を”月がきれいですね”と訳したのは~)」と考えるシーンの後に「つき…」と口にする小太郎。彼は”月がきれいですね”を言おうとしたんでしょう。これまで見て分かるように、小太郎は茜とLINEではちゃんと会話出来るのに、直接的な会話だと緊張からかたどたどしくなる人(男友達とは普通に喋れる)。そんな彼が告白するのは至難の業。けど、文学に詳しく、”月がきれいですね”がああいう意味(訳)と知ってる小太郎にとってそれを茜に言う事は、間接的にだが気持ちを伝えるチャンスな訳で。けど、このチャンスはその言葉を茜に先に言われる事で潰されます。…が、比良くんと違い小太郎はここで終わりません。




「にししし」と笑む茜に見蕩れる小太郎。そして「つき…、あって」。間接的に言おうとした言葉が直接的なものに変化します。これは小太郎の意志。茜の笑顔を見た小太郎の気持ちを伝えたい衝動に駆られた意志がそうさせたんでしょう。ああああんもうムズ痒すぎて終いに発狂しちゃうよおおおおおお!!!
また、”月~”と”付き~”に良い意味で騙された。上手いw
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