ゼロから始める魔法の書 第2話「魔女狩り」
「我輩は嬉しいのだ、傭兵。こうして君と話すことが、どうしようもなく楽しい」
「もし君に、我輩以外に質問できる相手ができてしまったら、我輩はきっと、酷く寂しい」
(他のやり取りがイマイチなせいか、)ゼロの台詞がとても印象的だった。この時に傭兵と話してた事をざっというと、ゼロの書のおかげで魔女の育成が容易くなり何万人にもなりうる、そんな魔女の報復に村人が怯える、ゼロの書のおかげで教会に報復できる、ゼロの書が世界を滅ばす本~、と、こんな感じ。どれもゼロには耳の痛い話だろう。まあ世界を滅ぼすというのはゼロ自身も前話に言ってたけど、ゼロは教会に報復する事について考えもしなかったと言うし。
けど、そんな話でも”嬉しい”、”楽しい”そして”寂しい”とゼロは言います。まあ、ヒロインデレと見ても良いんですが(笑)、ゼロは内容がどうより会話そのものが嬉しい、楽しい、無いと寂しい訳でして。魔女であるゼロの人間らしさが伺えるシーン。
それに対して今話の人間はというと、指輪の件もソーレナの件も聞く耳持たずで、魔女と知れば総出で殺る気に満ち溢れる魔女狩り&火炙り。流れというかキャラの思考というか極端過ぎて笑えるとこあるけど、とても真っ当な所業、真っ当な人に見えない(それなw
魔女が人間に迫害される世の中で、魔女であるゼロは人間よりも人間らしかったな。そんな話か知らんけど。魔女の小僧を外した魔女と獣堕ちのやり取りだったが、まるで魔女との間に絶対的な壁を作ってる人間に対して人種に壁は無いと皮肉ってるみたいだった。
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